犬も歩けば恋をする
」のレビュー

犬も歩けば恋をする

夏水りつ

1冊目。同時収録が面白かった。

2018年2月20日
203ページ、約半分が表題作+短編2つ+穴埋めショート2作品(山田中計10p+駄菓子擬人化計10p)b。

順番はたぶん、
<1歩けば→2恋心は猫→3走って4→夢見て→5毎秒→6秘密の→7?>

犬恋シリーズ(現在計3組)で最初の2人。
ずいぶん前にこれ1冊だけ読みましたが、K先生と猫の2組を読んだので久々に再読。

立て続けに読んだ感想。。
本編のストーリーが希薄、
犬&猫の2組は互いに出没してるから、順番に読まないと2人の進展・展開がわからん
(つまり途中の1冊読んでも面白くない、シリーズ制覇が必要)、
穴埋めショートが面白い、
てことでした。

でもこれはシリーズで最初なので、1冊だけで読めます。
(猫もK先生も出てこない)

短編が2つ入ってますが、けっこう面白かった。
それぞれ1冊で読みたくなるくらい。

<短編2つ>
以下、同時収録のキャラ紹介です。

①お手やわらかに子猫ちゃん:年上の恋人になかなか手を出してもらえない学生。
②ビタースウィートストロベリーハニー:愛想がない外見とギャップのあるリーマンとカフェ店長。

<穴埋めショート2つ>
①山田くんと田中課長:ちびになった課長が可愛い。
このショートって犬恋と一緒にはじまったのかな。
最初の話が入ってます。
②駄菓子擬人化:あとがき内もお菓子の話でした。
作者さんが仕事中常食される御菓子たちの劇場でした。
これも短いけど面白い。

ショートの山田中は作者さんの作品で一番好きかも(笑)。
この話だけで1冊になってます。
ちゃんと順番になっててストーリーぽくなってるので、ぜひオススメ。

駄菓子擬人化もけっこう好き。
いつか山田中みたいに1冊にまとまったら買いたい。

けど犬恋はどーしよーかなー。
全体的に同人誌みたいなストーリーより趣味的萌が重視な話なので、読み応えが浅い感じ。
穴埋めショートが多いから本編のページ数は少ないし。
(本作は200ページ超えだからまだいいけど、他作品は少ない)
山田中は別で購入済みだから、重複でページ数損した気分。
絵もキャラも好みなだけに、ストーリーが薄いのが残念。

すみません、辛口投稿です。
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