このレビューはネタバレを含みます▼
凛は小さい頃、父親の呉服屋を含む商店街を助けてもらった事をキッカケに、元CEOの溝口に思いを寄せて会社の秘書として支えてきた。氷野須王は海外で活躍していたが、溝口が入院する為その会社を任され、日本に戻り新CEOとなった。女性は信用出来ないと思っている。凛はカリスマ性のある氷野に会ったとたん「近づきたくない」と思い専任秘書になる事を避ける。だがどんな秘書を付けても厳しい氷野とは上手くいかず、結局関わらないわけにはいかなくなる。氷野が凛を見直し始めたある日、凛が溝口に思いを寄せ、その息子とも何かあると思った氷野は自分のトラウマから凛を責め、一線を越えてしまう。それから凛は自分の氷野への気持ちを認め、抑え、プライベートでの秘書を務め始める‥2人の気持ちが通じるまでまだいろいろありますが、凛が聡明で大和撫子的に氷野に尽くすので、氷野もほだされていきます。と言うか、早く自分の気持ちに気付けばいいのに〜。時々氷野の発言に対して、凛が心の中でツッコむのが楽しい。2人の心情の流れに無理が無いと思うので、入り込めました。作品名の「〜溺れるか?」の「か?」がいいですね!