針と姫
」のレビュー

針と姫

タナカイッパチ

表題作+2作品 洋裁講師×女装願望男子

ネタバレ
2018年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん、初コミックス作品です。表紙の色合いが素敵だなぁと読んでみました。独特な絵柄と世界観で、3つのストーリーを楽しめました。特に3作目の小説家と高校生のお話が可愛らしかったな。全作品キスのみです。(表題作のみ口でのシーンあり)

「針と姫」
魔法使いのように女の子を変身させたかった中嶋は夢破れて洋裁講師に。そこに現れたのは女装願望男子の浅野で…。魔法使いになりたかった中嶋と魔法が必要だった浅野のキラキラした恋のお話でした。

「ハルミチル」
嘘をつくと吐いてしまう。そんなハルがずっと一緒にいるのは正直なミチルだけ。雑学アレコレ語りながら、さりげなくいいことを沢山伝えていたミチル。マンボウがいっぱいの部屋に愛情を感じるなぁ。田宮がなんかすっごく嫌だった。

「なまえはまだない」
作者さん、デビュー作です。猫好きな高校生・彗が、猫を追いかけてきた先にたどり着いたのは、恋愛小説執筆に苦戦中の対人恐怖症の作家・七緒のいる古書店で…。年齢の離れた二人が一緒に小説に取り組む姿が可愛らしいお話でした。ヘタレな七緒のグイグイくるギャップも良かった。

「Ever after case1.七緒と彗」描き下ろし2ページ
七緒は潜在的にエロいタイプ。

「Ever after case2.ハルとミチル」描き下ろし3ページ
ハルに髪を切ってもらうミチル。

「Ever after case3.中嶋と浅野」描き下ろし5ページ
サンプルの口紅をいただいた浅野は…。

「あとがき・作品紹介」カバー下
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