このレビューはネタバレを含みます▼
作中に散りばめられた様々なトピックは、それぞれ受け止めるには苦しくて辛い出来事ばかり。
その中で「キヨ」さんが「ユカリ」さんの心の傷をすごく客観的に、冷静に言って聞かせてる部分に特に心が打たれました。
ブレなくまっすぐ愛する姿勢に、『私もこんな風に尊重されて愛されたい』と感じました。
「トナ」君の『ママ可愛そう』という言葉には涙がこみ上げました。あの言葉に全てが集約されていて、読み手の心の痛みを救ってくれた感じがします。
作者さんに「ありがとう」を伝えたい作品だと思いました。