花咲ける青少年 特別編
」のレビュー

花咲ける青少年 特別編

樹なつみ

懐かしい!やっぱりおもしろい〜

ネタバレ
2018年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特別編途中まで読んでたのですが完結篇まで読んでなくてやっと読みました。
20年以上前の作品の続きですけど今読んでみても面白いし年を重ねてみるとまた見え方が違って楽しめました。
昔は立人派でしたが今は40歳前後のハリーや視意叔父がツボでした。はぁ。カッコいい。2人の話をもっと読みたかった。
花鹿が昔はあんまり好きじゃ無かったんですが、彼女はこれでいいんだと今回妙に納得できてしまいました。
パッと見少年のような彼女じゃないと女嫌い気味な4人は多分惹かれなかっただろうし。読者も受け入れられないと…。
こういうキャラにした樹先生のさじ加減が絶妙だな、としみじみ思いました。
過去のお話が多くて、今はいない方々のお話はどれも切なくて、胸が締め付けられました。
三十代のマハティも麗しいながらも清く強くて国に生涯を捧げながらもキャスリーンをずっと思い続けていてキュン。ナイルとセレイラのプラトニックな純愛も切ない。キティに先立たれたハリーが再婚しない理由とか
ハリーに気持ちを伝えないまま逝った視意叔父とか、もう読んでてキュンとくるポイントが多過ぎてキュン死にさせられるかと思いました。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!