このレビューはネタバレを含みます▼
わかりやすく言うと初恋を衝撃的に迎えたストーカー王子の成功物語。大好きな姫を見れるならきつい山脈越えも苦にならない^^姫の国境の役人に顔パスになるほどお忍びでせっせと通いつめたらしいです。そのくせヘタレで声もかけずずっと姫を見てるだけ。その偵察レベルも最初鉱夫に怪しまれるレベルから最後は城庭で王と側近の話を盗み聞きできるレベルに!(城の警備事情どうなってるの?それともミカエルがわざと聞かせたの?)とうとう姫の事ならわからないことはないと心内で豪語するほどになってます^^;一番好きな場面はいつも通り姫のストーカー中、姫はお気に入りの原っぱで休んでいるのですが歌おうとしても王子の罵声がトラウマで歌えなくてむせび泣いてるところ。歌ってくれるかな、かな?と尻尾振って待ってる王子が姫の涙でしゅんと尻尾垂れているような情景が浮かびます。そして姫を自分の国に迎えてもストーカー癖は抜けなくて姫に不器用にしか接せない反面度々ストーカーしてます。さらに声を失ったことで極度に聴力が研ぎ澄まされたらしく、すごく遠くから姫が呟いた声に素早く反応してます。相思相愛でなければ「うんちょっと牢屋入って頭冷やしてこうか」と言いたくなるくらいのストーカーっぷり^^この王子様は最初一見感情のないクールがいらしいのですが、姫を一目惚れした時これ以上他のものに姫の美声を聞かせたくない!と言う気持ちが先立って下手くそ発言してしまい、何言ってくれてんのこのバカ王子!と周りの側近から愛ある罰を与えられ、王子もまた甘んじて受けていて裏事情を知れば知るほど可愛くてたまりません。えろは最後の方に朝チュン程度にほんのちょびっと。ラストはお腹に赤ちゃんがいる状態でハッピーエンドになりました。