おじさまと猫
」のレビュー

おじさまと猫

桜井海

伏線を読まされている

ネタバレ
2018年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続巻に向けての伏線が沢山張ってあります。伏線とわかってしまう形なので読んでいると現時点の話に集中出来ずに疲れます。
あとはこれから出てくるキャラの顔見せというかちょっとしたエピソードを添えてざっと紹介している感じです。ページ数はありますがざっくばらんという印象で内容は薄く感じられました。
猫を飼うことによっておじさまの心情を垣間見たり人生ドラマであったりほのぼの漫画だとは思うのですが、まだ一巻ですので、キャラに思い入れが薄く、それほど感動はしませんでした。親切(?)にも今!感動するところですよ!みたいな演出のページは結構あります。悪く言えばわざとらしいというか、BGMだけ盛り上がっているドラマのようです。一冊にギュギュっと詰めているので「感動」と「感動」の間が短いです。
猫の飼育については猫漫画を数冊読んでいれば必ず通るような猫あるある飼い主あるあるの重複ネタで新鮮味は無かったです。
おじさまの勤務先の若者が唐突に夢を語り出すシーンがあるのですが自分にとっては"無"の時間でした。これが続巻へどう活きていくのか。現時点では謎です。
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