推理小説の面白さとBLの萌えと。





2018年3月9日
文章、ストーリー展開ともに上手く、話の筋も通っていて、どんどん先に読み進めたくなる作品でした。「脇坂恭平」とは一体何者なのか、という推理小説的面白さも堪能しつつ、ノンケとゲイが惹かれ合っていく過程を丁寧に追うことができました。未知也と橋口が出会ってからくっつくまで、期間にすると結構短いんですけど、ノンケとゲイというハードルがあるにも関わらず、それが無理なくとても自然に感じられました。(主要人物たちは)誰も不幸にならないという、かなりのハッピーエンドです。清々しい、すっきりとした読後感。本編後の橋口目線のラブラブ短編も良かったです。あと、橋口の研究熱心なところが可愛かった(笑)。

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