きみはこわれた王子くん
」のレビュー

きみはこわれた王子くん

雪森さくら

よくある幼なじみモノだけど確かに壊れてる

ネタバレ
2018年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女の子1人、男の子2人の幼なじみモノ。
全然意識していないフリしつつ過ごしてきて、でも実は2人とも女の子が好きっていう、幼なじみモノとしてはありがちな設定。
こういった愛されているベタな設定が好みな方には楽しめると思います。

また、タイトル通り、確かに彼らの考え方は壊れているかも…と思いました。
女の子の取り合いではなくて、好きだから譲り合って、好きだからこそ女の子の気持ちを分かっているくせにわざと傷つけたり。
主人公のハルは単純な女の子で、10年間片想いしてたわりに違う男の子にすぐ心が動いているところを見ると、そんな回りくどい譲り合いに巻き込んであげずに2人ともストレートにアプローチしてあげれば良いのになと思ってしまいました。
どちらも、ハルと付き合うことになった場合、ハルを泣かせるわけないのに。
どちらが選ばれても恨みっこなしでぶつかっていけよ!いくじなし!と、思いました。主に夏樹に対してですが。

女遊びばかりに逃げている夏樹に比べたら、蒼の方がずっと良いので、きっと最終的に蒼とくっつくんだろうなと思うので、ストーリーの流れは好きです。
譲ってる間に本当にハルの心まで持っていかれて、夏樹はバカだなぁ、と思いました。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!