嘘つきは恋をする
」のレビュー

嘘つきは恋をする

上田規代

作者のあとがきに怒りが…

2018年3月29日
主人公が好きだし、その相手も可愛らしくて良かったし結末も良かったのに、読後、何か物足りなさを感じていました。原因がはっきりせずもやもや。そしたら、あとがきに「主人公のキャラを愛せなかった」と書いてありました。そんなだから主人公がもう一つの印象で作品自体も良いけど物足りない感じになってんじゃないの?って怒りが。もっともっと魅力的なキャラなのにその魅力をちゃんと見せられていない気がするし、悔しい。キャラを好きになったあまり、キャラの生みの親であるはずなのにそんなことを抜かす作者に怒りを感じた。そういう発言をする作家はよくいるし、自分には無いキャラを設定すればそういう感情も生まれて、キャラを動かしにくいというのも理解出来る。でも今までそういう発言が気にならなかったのは、作品が成功していた上での発言だったからかもしれないと今回思った。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!