純情と不埒
」のレビュー

純情と不埒

天禅桃子

切なさ漂う短編集。

ネタバレ
2018年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 総ページ数185P。2002年~05年の短編5話。
想い人を一途に想っていたり、両片想いを拗らせていたり、全体的に切なさが漂う短編集でした。

この中で、1つ毛色の違った《瞳に鮮やかな緑》が、
とても印象的でした。

ちょっと変わった世界観を持つ園田さんを、毛虫から助けた事で、なつかれる高宮くん。園田さんの、世間ヅレしたアプローチ(貢ぎ物)の数々。その心は、ただただ高宮くんを喜ばせ、好きになってもらいたいが為で…。もう、とにかく、園田さんのキャラがイイ😄イケメンなのに、独特の言い回しと世界観。変なんだけど、何か、もう惹かれずにいられない😄
個人的に、このお話が、一番好きでした😄

随分前の作品で短編集ということもあり、絵が古かったり、展開のアッサリ感は否めませんが、短編ながらも、さすが、天禅先生という感じのまとめ方で、私個人的には、満足のいく作品でした😊
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!