このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の周囲の友達もキャラがたっていて、コメディタッチの部分も面白いです。最後は、帝斗派には本当に切ないです。帝斗がとにかく格好良くて、少女漫画のヒーローの王道、女の子の憧れ、理想を全部あわせ持っているようなキャラなので。だからこそ、結ばれて欲しかった読者も多く、結末に賛否両論があるのかなと。ただ、世堂君が登場する前の段階からも、色々と結末に向けた伏線は描かれていると思います。価値観や金銭感覚の違い、心変わりに対するあめりと帝斗の倫理観の違い、あめりをとにかく可愛がりたい甘やかしたい庇護欲の強い帝斗と帝斗と対等な関係になりたい成長したいあめり。恋人と同じ目線で対等に立ちたいあめりは、やっぱり世堂なのかなと。。帝斗派としては、帝斗の今後の幸せを願わずにはいられません。幼なじみ同士の切ない初恋の物語です。