しらがメガネさん

この作品を初めて読んだのは、二十代半ば…友人に借りて読み始めたら止まらなくなって幾晩も読み続けた記憶があります。
元々星野之宣先生の作品は大好きで、同好の士だった友人が貸してくれたものでした。
他の作品のレビューにも書きましたが、星野先生の作品には、現在では荒唐無稽と言われる技術などが緻密に盛り込まれております。
2001夜物語、それぞれのエピソードが、思いもよらない所で繋がっています。最終話では今読むからこそ涙腺が緩んで仕方ありません。宇宙開発に関しては我々が子供の頃に語られていたよりは若干遅い進歩なのが現実です。ですが、我が国のハヤブサ2の小惑星探査は快挙でした。今後、人類がどう宇宙に進んで行くのかは分かりませんが、この作品を読んだ若い方々の希望になることを願ってやみません。

星野之宣先生の作品は、実際の科学理論を盛り込みながら、荒唐無稽とも思われがちな独特の世界観を作り上げていて、その作品は大好きです。以前ブルーホールは文庫で持っていたのですが、誰かに貸したまま帰って来ず十数年ぶりにシーモアで購入して読みました。その続編があるのは知っていたのですが、我が家の物置は捨てられない漫画本でいっぱいです。電子書籍には最初は抵抗があったのですが、今回は星野之宣先生の作品を中心に買いあさりました。その他の作品も購入してみようと思います。

テレビドラマを観てから原作が読みたくなり、購入しました。当然内容は若干の変更はあったものの、芯がズレて無かったとワタクシは思ったのでドラマはあれで良かったと思います。
テレビドラマが終わって数ヶ月、原作はどうなるか楽しみにしておりましたが、満足の行く結末でした。