このレビューはネタバレを含みます▼
中高一貫校に通っている私ですが、中学に入学してから一度も恋愛をせず、気づいたら高校生になっていました。共学に通っててそんなに長く恋愛していないのはもはや異常と思われると思いますが、実は小学校が一緒だった子に未練があるのです。その子に対する感情が恋情だったのか、憧れだったにかはあやふやなままこれまで過ごしてきました。
この漫画にも同じようにヒロインのあかりが昔憧れを抱いていた男の先輩がいました。その先輩は当時のあかりにとってすごくキラキラしていて、次第に恋愛感情を抱き始めます。しかし転校しなければいけなかったあかりは未練を抱いたまま高校に進学します。そして高校生になった今、久しぶりに先輩に会いに行くというシーンがあるのです。
この場面を見た時「私と超似てるじゃん!」と思いながら読み進めていました。
しかし、先輩に会ったあかりはもうキラキラの無い先輩の姿を目の当たりにするのです。
これを読んで私も小学校の頃思っていた彼の事を美化しすぎていて、恋愛ができない自分の言い訳に使っているのではないかと思い始めました。
遠くにあるものは輝いて見えるものです。
近くに行ってみると案外普通であったりするのです。
そのような素敵なメッセージを教えてくれた漫画でもあります。