みこりさん

タイプの違う三人の魔族男子に愛されすぎる主人公ですが、
それで図に乗ったりせず「三人とも大切なのに」と悩んだり困ったりするところに好感が持てます。
「ちゃお」にしては刺激が強すぎるので星は一つ減らしましたが、もっと高学年向けにシフトするなら五つ星でした。

思い出話は面白いんですが、旅行や観光の話がメインになってくると
ところどころ自慢なのかな…という印象を受けてしまいます。
その気はないんでしょうけれど。
ジャンヌが好きだった自分としては長期連載デビューの際に「ぜひジャンヌを書きたい！」という感じではなかったのが少し悲しかったです。
（結果としてジャンヌが客観的に一番いい作品に仕上がっていて、長さもちょうどいいので良かったとは思いますが）
エッセイ漫画で可愛い絵の方もたくさんいるのですが、種村先生は普段の少女漫画は綺麗な絵なのにラフになると途端に雑さが目立ってしまうのも難点でした。
種村先生がお好きな方はジャンヌやフルムーン、または初期のイオン等を読んでみてください。

小中学生時代にジャンヌ、その後もKYOKO、フルムーン、紳クロを愛読してきた大人です。
2巻まで無料だったので懐かしくて読んでみました。
小学生男子×高校生女子だと逆「BABY☆ラブ」みたいだなと思っていましたが、
小学生なはずの猫太くん、おませを通りこして恋愛慣れしすぎてますね。
自分を猫になぞらえて語るセリフも言い慣れてる感というか。。。
いっそのこと人間になった猫と飼い主の女の子のラブストーリーだったらよかったかもしれません。

自己肯定感が低い人のネガティブで完璧主義な思考回路を的確に表している作品です。
自己肯定感を高めるためには、と模索したり理想的な人の思考を参考にしてみたり、
様々なことがありますが共感できます。
あと、自分も「花いちもんめ」が苦手でした。本当に誰も呼んでくれなくて一人になったこともあるし…。
ちなみに著者のツイッターも面白いです。ツイッターの方は自画像がウサギロリータ人間です（汗）。

他のルパンコミックが整った絵柄なのに対し、ちょっと癖のある絵柄のルパン三世Tです。
しかしその癖に毒と勢いがあり、コミカルさもあって楽しめます。
一巻の「逆転チェイサー」は化けて化かされての展開に驚かされます。不二子がルパンを受け入れそうになってからの「いらないわ」に、彼女の矜持を感じました。

「なかよし」連載時に愛読していました。
あらすじを伝えると「女の子向け和風ドラえもん」と思われがちですが、それだけでない魅力や楽しさがあります。
夢見がちで泣き虫だけど心優しい里穂ちゃんと、失敗もするけど頑張り屋のねんねこ姫。ふたりが少しずつ成長していく姿に親近感が持てます。
基本的に一話ずつ読み切りの形で、児童まんがらしい教訓を含みつつも押し付けがましさはありません。
お盆やお月見などの年中行事に親しむきっかけにもなりそうです。
また、ねんねこ姫と里穂ちゃん以外のキャラクター、特に男の子もタイプが様々で魅力的です。
ガサツで口が悪いけど本当は優しくて行動力のある平次。
穏やかで賢い王子様タイプの白馬君。
ミステリアスな和風美少年（？）の尾花丸、などなど。
他にも可愛い登場人物（人じゃないのもいるけど…）
が沢山でてくる楽しい作品です。