このレビューはネタバレを含みます▼
酸っぱいぶどう理論全開!の主人公。
自分の会社にもいました、こういう人。
"得意なものも好きなものもない"という主人公はたしかに辛かったでしょう。
誰もが多かれ少なかれ、こういうことで思い悩んだことがあるのでは。
でもだからといって、他人を見下して相対的に自分を上だと思いたい…という姿は、やっぱり美しくない。
これは持論ですが、自分を引っ張り上げられるのは最終的には自分ですよ。
主人公はチャンスをモノにして変わることができました。
ただ、もちろんそれは周囲の人に恵まれていたという下地があってこそです。
中流以上の家庭で育っているようだし、やはり無いものねだりは良くないですね。
私も恵まれたものだけ数えていきたいものです。
それから回想シーンに出てくるお兄さん、かなりリアルだと思います。
褒められている・応援されているはずなのに居心地が悪い…という経験は、そういえば私にもありました。
短い会話なのに、いろいろ思い出しました。
ズシッときます。
すごいマンガですね。