このレビューはネタバレを含みます▼
あるSNSをやっている人からこの本を知り、1ページだけを見てすごく性癖に刺さる受けの表情を目撃してここに辿り着きました。
今まで無料のお試し読み程度しかBLに踏み入れなかった私が、この話は全部読みたいと強く思ったのは初めてではないでしょうか。
こぼれる、は主人公が超美形というわけでもなくちょっと丸っこい顔をしているところがすごく好きです。こういう子普通にいそうだなという感じが刺さりました。
リアルな描写や空気感が多数見受けられるのも胸がキュッとなります。
暴力的なシーンが何度かありましたが、良科が「文がいい」と涙をぼろぼろ零すときの表情、その次の数志に殴られるコマが1番印象的です。
私はこの主人公が顔を赤らめて泣いていたり、殴られて傷だらけのボロボロになった余裕のない姿の方が萌えると感じてしまったので恐らく末期です。
青少年流シリーズは笑えるところもたくさんあるので気持ちを楽にして見れました。体育祭の競技と行為が同時に進行するところが大好きです。
欲を言うならば最後の1ページの続きを見たかった…でもあの終わり方もその後の妄想が膨らむので大変よかったです。
これをきっかけに森世先生の作品いくつか読んでみたいと思います!!初めてちゃんと最後まで読んだ本がこれでよかったです。