このレビューはネタバレを含みます▼
弟へざまあ、があったらよかったという読者諸姉は、脳内補完なさればいいのよ。
参照にするなら、なろう系異世界転生ラノベなど手ぬるい、タニス・リーの『鏡の森』的世界観で(物語は白雪姫ベースだけれど「実」母の拷問死はリアルシンデラ)。ぐっちゃぐちゃにしてやろうず。脳内で。
個人的には、弟はこのまま気楽にしかもけっこううまいこと生きていくかもしれませんが、そこまでいい目ー栄耀栄華にも実のある経験にも巡り会えっこない!ことは間違いない。
そんなことより、「どこまでも馬鹿であること」「馬鹿にされてしまったこと」がこの息子(と父)(ときどき母)の受けた呪い。だと思います。
それからこんな息子が唯一人生の残したもの父親の。あんな父親としての当然の報いとして(母も)。なにを思ってるかは知らんけれど、父、ざまあ。娘がどれだけ立派でも父の望みでは、ないんだろう。ざまあ。
弟が父よりクズとおっしゃる諸姉も違うのかも。父親のあり方は居直りコソ泥醜い奴だよ。そっくり同じ。