このレビューはネタバレを含みます▼
一気読みしました。
武頼の目が死に過ぎてて怖いのですがそれはさておき。
レスの話も出てきますがレスが主題と言う訳でもなく、「夫婦とは?」がメインかと言われれば微妙で、浮気や不倫話でもない気がする。
主人公が20代から親の介護と金銭面での苦労があったせいで「大切な人が死ぬのを見るのが辛いから夫より先に死にたい」「子供がいればキャリアも趣味もない自分が生きて行く目標になるんじゃないか」と自己肯定感低すぎな真面目系メンヘラで、作中を通してずーっと怒ったり落ち込んでは自己完結して、また凹んで…の繰り返しなので読み切るには根気が必要。読み切っても「結局何の話だったんだ?」とモヤモヤが残る。読むのに費やしたお金と時間を無駄にした感はあるかも。強いて言うなら母が死んで主人公の心が一段落するまでの物語。
23歳新卒青年に35歳女性が真剣にアタックされて揺らいで夫と離婚してそっちとくっつく事にしました、離婚は悪い事じゃない!自分の幸せが大事!なんて結末にはならなくてよかったです。マスク君も途中から盲目的になりすぎて怖かったので。マスク君に好かれてる私が好き、最後にキスだけしたかったっていうのはまあ酷くて身勝手だとは思うけど、それが正直な気持ちなんだろうなと腑に落ちました。
とにかく主人公が情緒不安定でブチ切れたり号泣したりするので、社畜夫と一緒にお前もメンタルクリニックに行けと言いたくなる作品でした。