このレビューはネタバレを含みます▼
まず最初に、自分は浮気は悪いことであると断言します。けど恋愛は感情の産物であり、理屈だけで図れるモノではないと考えています。その上でこのレビューを読んで欲しいと思います。
主人公の日高タケル君は基本的に誠実だけど、男子高校生特有の性欲から憧れの吉岡さんにどうしても惹かれてしまう、そんな共感できる良い主人公です。(だって皆、彼の気持ち分かるでしょ、自分の憧れの女性に誘われたらハッキリ拒絶なんてできないもん!どうか彼に幸せな未来が訪れますようにっ!)
こほん
メインヒロイン、彼女の友達吉岡さんはもう語るまでもなく魅力的なナイスバディのギャル風巻いた茶髪巨乳美女です。浮気を誘ってくる魔性を感じさせつつ、本当に根っから悪い娘にはどうしても思えないという、個人的には不思議な印象を受けました。まあ、後輩の無礼を諌めない欠点があったりしますけど。
(こんな娘に誘われたら抗えないよ、あと、カプ厨として個人的には一番日高君と結ばれて欲しい)
そして、日高君の彼女のカオリちゃん。この娘は地味めだけど、清純さを感じさせる美少女で日高君に一途なとても可愛いひたむきな良い娘です。2巻でアイドルスカウトされてるので今後、この娘が芸能界で寝取られそうでとても怖いです。どうか、この娘だけは残酷な展開に遭わないで欲しい。個人的には2番目に日高君と結ばれて欲しいですね。
1巻では彼女持ちの誠実な日高君が憧れている吉岡さんにより少々強引なあの手この手で浮気に至らせられる過程が描かれます。正直ここまで手段を省みず憧れの女性に誘惑されたら彼女がいても浮気してしまうのが男の性で男子高校生に限らないと思います。あと、折角だしルーズソックス履いた制服エッチが無いのが残念でした。
2巻では夏の旅行で海に行くのですが、水着姿の吉岡さんに魅了され日高君骨抜きにされて浮気が大胆になってきます。追加エピソードも良かったです。
2巻発売時追記
出来ることなら、じゅら先生には今後の展開を浮気から始まる真実の愛にして欲しいです。
「恋愛で大事なのは始まりではなく、どう紡いでいくか」というテーマでも読者は納得いくと思います。単なる浮気で社会的制裁を主人公にするよりその方がまだ救いのある話になるし、日高君吉岡さんの二人で浮気の罪を償い、キチンとカオリちゃんを傷付けたケジメをつければ、報われて良い恋になり得る筈です。