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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 悪い男

    吉村明美

    "悪い男"の魅力。
    2025年9月12日
    タイトルに惹かれて思わず購入。
    “悪い男”って魅力的ですね笑
    「いつか必ず来る 別れの日 それを思えば毎日は 愛しても愛しても足りないほどに狂おしい」
    冒頭に出てくるこの言葉。一見甘すぎるようですが物語の最後そこに込められた意味がわかり、深く深く心に沁みました。
    読んでよかった!
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  • 桜moon〔文庫版〕

    吉村明美

    お得感がスゴイ!
    2025年7月31日
    読み応えのある佳作が5つも詰まった短編集。一冊でこのボリュームは、吉村明美先生ファンにとってかなりのお得感でした!
    吉村明美さんの作品には心に深い傷を負った人や罪の意識を抱えた人が登場します。そんな人間たちの「喪失」と「再生」(言葉にすると陳腐になってしまいますが)を感じた作品集でした。人間は人によって傷付いても人によって希望を見出すのですね。
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  • 草冠の名前

    吉村明美

    吉村明美さんの世界が集約された1冊
    2025年7月25日
    凄く良かったです!2つの作品はそれぞれ方向性や雰囲気は全く違いますが(表題の「草冠の名前」はつらい描写が多いですが)、どちらも優しく力強く未来への光を感じた作品でした。特に2つ目の「雪の夜の匂い」は元同級生の男性ふたりの思いのやりとりが胸に深い余韻を残し、その真っ直ぐさになんだか泣きたい気持ちになりました。これは映像化してほしい!吉村明美先生の一つの到達点と感じた作品でした。
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  • 薔薇のために

    吉村明美

    現実に戻れなくなるほど嵌りました
    2025年7月11日
    お花と木々に囲まれた屋敷に住む美しいきょうだい達の、北国の四季の移ろいとともに描かれるストーリー。おとぎ話のような設定なのにこんなにも心を掴まれてしまうのは、魅力的すぎる登場人物たちが容赦なく愛と痛みを交わし合うから。そして、それぞれが抱える傷はきっと誰しもどこか共感できるものだから。(とはいえ皆お茶目でユーモアがあり、暗い話ではありません)
    各章のタイトルが詩情豊かで美しい。登場人物がお花の名前なのも素敵(草花の名前が付いていない人もいる。何故だろう?作者の意図が知りたい)
    主人公は心が天使すぎて清濁持った自分には共感しきれない部分もありましたが笑
    みずみずしく切ない気持ちにさせてくれました。この作品に出会えて本当によかったです。もう一度1巻から大切に読み返したいと思います。