このレビューはネタバレを含みます▼
現代社会では共働きは普通で、今のママ達は忙しい!昭和の考え方ではままならないことも多々です。なので、イライラをママ自身や子ども、周りにぶつけたり精神崩壊したりするぐらいなら、便利なものに頼るのは悪いことではないと思います。が……その代償を受けるのはやはり我が子ではないかなぁ、というのが感想でした。
例えば粉ミルク。一般的に母乳のメリット・デメリット、ミルクのメリットを語られることはあってもデメリットを語られることって少ない気がします。
ミルクのデメリットは栄養面がどうということより、やはり人間が仔牛専用のミルクを飲むことにあると思います。お母さんがその子の成長に合わせて成分や濃度を変えて、毎日新鮮な母乳をつくっているのに対して、ミルクは味も栄養面も均一、いつ搾られたかも分からない、そして何より仔牛が成長するための栄養を飲んでいる。添加物や遺伝子組換えの成分も既に入っている、どう考えても生まれたての赤ちゃんに飲ませるには不自然すぎるもので、積極的に飲ませたいとは到底思えません。
離乳食も、一度食べてみると分かるのですが、ほとんど味が同じなんですよね。まるで機内食のよう。それを料理苦手で楽したいから!と、ほぼ毎日食べさせる。添加物もテンコ盛り!そりゃあ、マジメに出汁を取っている離乳食を食べている子と比べて味覚が育たないだろうなぁと思います。
あと、離乳食って消費期限長いですよね。腐ったものは食べさせてはいけませんが、腐らないものを食べさせる違和感も感じて欲しいなぁと思いました。
では、我が家ではミルクも市販の離乳食も使わなかったか?と言うと、それはありません。私も母乳の出が悪くて、母乳が軌道に乗る3ヶ月ぐらいまではミルクを併用していましたし、旅行に行く時などは市販の離乳食に頼っていました。母乳に関しては、私もこだわるあまりに両親とケンカしたり、ノイローゼ気味に迷走していた時期があるので作者さんの気持ちも手に取るように分かるのですが…
もちろん、赤ちゃんにとっては両親が笑顔なのがいちばん😍☀
この考え方には大いに賛同しますが、便利さに頼るデメリットもやはりあると思い、このマンガの構成に違和感を覚えましたので星は3つにさせてもらいました☘