このレビューはネタバレを含みます▼
先生のTwitterで拝見している創作blが好きなので単行本が出ると知って楽しみにしていましたが、正直こちらは面白いと思えなかったです。先生がTwitterで本作品の絵に対する批判について心中を述べられていましたが(今は削除されている)、絵柄はとても可愛いし個性があってとても素敵だとも思っています。それよりも漫画のお話そのものが薄っぺらいというか浅いと感じてしまいました。ストーリーやキャラがありきたりなのはよくあることなので置いておいても、それプラスαでなにか独特な世界観や表現、キャラへの愛着を感じられたらいい作品だと思えるのですが、そういう風に感じられなかったです。恋愛経験がない攻めが恋愛感情を自覚してないのに?男の受け相手にいきなり手を出しておいて、そのときもうとっくに好きだったのかもの一言で片付けるんだなと思いました。せっかく攻めは恋愛経験がない設定なのに、恋愛感情を自覚していく心理描写とか回想もなくて全く感情移入できなくて萌えなかったし、おきまりの当て馬キャラ登場されるくらいならその辺もうちょっと深掘りして描いて欲しかったです。なんかちょいちょいツッコミどころというか、引っかかるところあってキャラに愛着持てなかったので好きになれなかったというのが個人的な感想です。