このレビューはネタバレを含みます▼
普段あまりマンガを読まないのですが、ネットでカコさんのコワーイ顔を見て、ホラーな感じに惹かれてしまいました。
【良かった点】(1)カコさんの顔(あのコワーイ顔)。個人的には、良いタイミングでコワイ顔になるので、定期的にゾクゾク出来ましたし、ストーリーの要所だということがわかりやすかったです。
(2)ラストのセリフなしの場面、圧巻です。絵だけなのにカコさんの背負ってるものが伝わってきて胸が痛くなりました。画力に拍手!
(3)全編を通じて、どんどん過去に遡り、黒歴史を暴いていくストーリーラインがドキドキしました。私の黒歴史(裕行くんのようなヤバいことはしてないですがw)も同時にえぐられているようで気持ち悪かったです。(褒め言葉です。没入感と言うか、親近感と言うか、読者を動揺させてくれたと言う意味で良いストーリーだと感じました。)
(4)性表現。良い意味でエロでなく、悍ましさや卑しさが前面に出ていて、恐怖を感じました。
【惜しかった点】
(1)カコさんと裕行くんの関係が少し弱い…。2人がもう少し強い関係を持つように設定できれば、今以上にまとまりの良い作品だったかも。