このレビューはネタバレを含みます▼
嫁を否定し、愛する子どもを取ろうとする姑、姑の肩を持つ親離れしていない夫、そこから逃げ出した妻…幸せそうに見えてもどこの家庭にもいろいろあり、それぞれに悩みがあります。「ママ友」という関係は子ども同士の人間関係や、母親同士の妬みや僻みから一瞬で崩れ去る、脆い絆です。姑、夫、ママ友…それぞれの人間性の成熟がない限り、永遠に繰り返されるテーマだと思います。シンプルな絵で分かりやすく、見事に描ききっていて、鳥肌がたちました。多くの人に(特に姑や夫)読んでいただきたいです。そして、男の子の親であるわたしたちも、自分の子がこのような夫にならぬよう、自分がこのような姑にならぬよう、溺愛するのではなく、時期がきたら子離れをする心をもって子育てしていかねばならないと思いました。