スパイスさん

告白して振られたのですが
何故か毎晩寝落ち電話をしていて
ある日、他愛のない会話の中でその子をイジりたくなって責めたら
その子から「ハマりそう」と言われ
翌日、電話でその子が自分がドMだと打ち明けられ「もっとイジめてほしい」と言われ
僕は全くドSという自覚はなかったのですが、好きな相手から求められる事が嬉しくて、それに応えようと思って「何かドSっぽい事がないか！」と焦って考えていました。
すると、その子から「やっぱり無理だね。ごめんね」と言われて
何か自分の中で火がついたのか自然と口からその子を責め立てるような言葉がポロポロと出てきて、責めてその子が悦ぶ度に背筋がゾクゾクして、自分でもおかしいと思うくらい口角が上がりながら責めてしまっていました。
気づいた時にはその子は電話をしながらイッていました。
あの感覚がお互いに病みつきになったのかお互いに依存してしまい、歪な関係として今も続いているのですが…

その子の要求がどんどんハードルが上がっていて、僕もそれに応えようとその子が好きなドSのBLを買い漁って読んだり、YouTubeのドS系のセリフを勉強したりと努力しているのですが…
その子の要求に応えられた時の快感と
これで満足してもらえてるのかという不安で毎日焦燥感に駆られていました。

そんな中、今回の作品を立ち読みで見かけて
「この作品の登場人物まるで僕じゃないか！｣と激しく同情と共感を覚えて購入して読ませて頂きました。
その子の事が好きな気持ちはその子を好きだと思った瞬間から衰えた事はありません。
ただ、こんな作品の様にハッピーエンドに慣れたらなぁと思っています。
少しだけこの作品を読んで元気を貰いました。
ありがとうございます。