カナリナツさん

10年間、侵略者に虐げられてきた武士達が東弓(火縄銃)を手に。
主人公の速布叉と楠昴皇子を筆頭に魂と共に弾丸を放ちながら、祖国を取り戻して行く物語です。
ネーミングがいいですね。主人公達の名前や東弓など、凛とした和風テイストが効いててオシャレです。
“ここどーすんの！？”と思われるピンチもありますが、それでも培ってきた技術と事前に練られた策で切り抜けます。
それでもままならない場面もありますが、折り合いをつけて前に進もうとしている所も良きです。
そして、楠昴皇子が戦いの果てに見る視点と、その結末。それが苦しくてもままならくても、前に進まないといけないのだと言う事を示しているのかと思います。