【単話版】恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに？と思ったら―@COMIC
家守まき/永野水貴/とよた瑣織
このレビューはネタバレを含みます▼
原作読んでいます。
ロイドは多分、ブライトの影の部分(ウィステリアを死に追いやったこと)を受け継いで生まれてきた気がします。だから両親はもちろん、他の兄弟とも、明らかに能力・性格が全く違うし、似ているのは本当に見た目だけ。
ロイドは自分の持つ空虚感、並外れた能力ゆえに、みんなが忌避する未明の地に関わったのだと思います。(アイリーンのことがある前から未明の地の研究所に出入りしていた)ロイドの住む世界は彼にとっては満たされないことばかりだったから。原作で、ロイドと親密になった人は、ロイドのことを 人間ではない何か に感じると言い、また王太子はロイドを怪物と呼び、ロザリーはロイドと他の兄弟を、鷹と小鳥。あるいは鷹以外の何か。と思っている。つまりロイドはどちらかというと未明の地に近い人間だったということかなと。
その未明の地に住むウィステリアと出会ったのならば、もう恋してやまなくなることなど必然なのです(>_<)
そしてウィステリアが未明の地で23年間、瘴気を管理してきたことがロイドの住んでいる世界(つまりロイド)を守ってきたということを知ったロイド。今までロイドを守る人は誰もいなかった。(ロイドの能力が高すぎて守るも何もないというのもある)そのロイドに対して、君を守ると力強く言い、実際守っているウィステリア。
ウィステリアも未明の地の番人になるとき、誰からも守ってもらえなかった。ウィステリアとロイドは違う家庭環境で育ってきながらも、心の部分はすごく似ていたんですね。。
さらに原作でもまだですが、ロイドはウィステリアがブライトに恋していたことをこの後必ず知ってしまうでしょう。そのときどう思うのか！怒り・嫉妬が凄まじそうです。。そして自分を死に追いやった人の息子を守ると言っていたウィステリアへの愛が更に深まること間違いなし。
ただし、この2人が結ばれるのにはあまりにも障害が多い。そこがまたたまらなく良いですね。
原作も漫画も続きが楽しみで仕方ないです！！！
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