おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中！ 【連載版】
晴田巡/荒瀬ヤヒロ
ニコルのハピエン相手はケイオスじゃない！
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
この漫画が大好きで何回も読み直しています。ネットで原作も読みました。原作は漫画よりケイオスの「本心」がちゃんと描写されています。その１・ケイオスは「行商の市」でニコルちゃんと過ごす事をはっきりと「面倒くさい」と言っています。幼馴染の王女が男の子同然で気を使わなくてよかったから普通の女の子のニコルちゃんにどう接していいかわからなかったと言い訳してますが。その２・ニコルちゃんと「白い結婚」になる事を必死で回避しようとしているのはニコルちゃんと結婚後にお茶も飲めなくなるのがショックな訳でなく大切さに気付いて心を入れ替えた訳でもなくただ結婚してもエッチが出来ないから。全部自分のため。お茶の約束を平気ですっぽかす人なのにニコルちゃんとお茶できなくなる将来がそんなにショックかな？とマンガを何度も読み返してもどうしても腑に落ちませんでしたが原作読んで納得です。コミカライズと原作小説の内容が違う事はよくある事ですがここは原作通りでもよかったのでは？と思います。
私がこの漫画が大好きな理由は、ニコルちゃんが自分を周囲と比較して不幸だと嘆いたり相手のせいにして憎んだりせずに、ひとりの時間を自分の好きな事を見つける時間に変えて自分の世界を広げていき、「婚約者に放置されている可哀想な令嬢」という周囲の目を変えてしまうところです。だからこんな自己中ダメンズケイオスのアプローチを許してあげてなんとなく元サヤに戻るようなラストにはならないで欲しいです。ニコルちゃんのハッピーエンドの相手はケイオスでなない！（断言）
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