しじみさん

絵にクセがなくて読みやすいです。１作目の方しか読んでいないのですが、笹森さんがずっと一途にアプローチしてるので、安心して見ていられます。むしろ、歪んだトラブルメイカーの男女二人に脅かされる事によって、笹森さんと紗雪の常識人カップルの結束が深まって行きますね。若くて可愛いが自分を飾りわがままなあざとい女子よりも、しっかりしてて信頼出来る紗雪を選ぶ笹森さんは見る目があって、レディースコミックの王道と言えます。物足りないのは、ラブシーンの無さです。キスだけでベッドシーンが無かった。トラブルメイカーに惑わされるばかりで、肝心の二人がついに結ばれるときめき感あるベッドシーンがないのが物足りなくて残念です。

ドラマになった「凛子さんはシテみたい」に設定や展開が似すぎと思ったのは私だけ？ ウエディングプランナーで仕事も出来て美人で周りからは隙がないと思われているのに、実は処女である事がコンプレックスで、イケメンに処女を終わらせてもらおうとする。そこからピュアな内面に惚れられて交際に発展。社員なのにウエディングの衣装のモデルになって惚れ直される。昇進で転勤、遠距離などなど余りにもそっくり。違うのは、あっちは男もイケメンで仕事が出来てモテモテなのになぜか童貞だって事。こっちは女性経験豊富。そこが大きな違いだけど。

瀬名はイケメンとして中学時代から人気者で陽キャだし、中学生の時から女子と話すのも全く意識せずグイグイ話しかける。ちょっと気に入った子とギターで交流したらいきなりキスして交際に発展。体の関係も持ってるし。
かなり早熟で、こんな男が大学生になったらチャラ男になっても不思議じゃないとは思う。まぁ、本人なりに芯は持ってるんだろうけどね。