このレビューはネタバレを含みます▼
フランケンシュタインの小説を書いたメアリー・シェリーと、まさかのリアルに造られた人造人間のお話。
訳あって人造人間を女王陛下のボディーガードにしなければならなくなり、フランケンシュタインの小説を書いた作者ならビビらないだろうとメアリーは教育係に抜擢されてしまいます。
人造人間の容貌の恐ろしさにビビります彼女も最初は。
でもメアリーにも断りづらい理由があったため、まずは世間の目をごまかし人造人間を教育していきます。
人造人間を皆んなから恐れられる怪物にしないために、メアリーが一番最初にとった行動はエルシィという「名前を与える」こと。その行為は、愛情は勿論名前すら与えられず世間に放り出されてしまった悲しみの象徴「フランケンシュタインの怪物」に対する救済を見ているようで感動しました。そこから仕事や、服、言葉がエルシィに与えられて行くようになり…
人造人間であるエルシィがこれから世間にどう受け入れられて行くのか、あるいは怪物になってしまうのか、楽しみで気になって仕方ありません!