BLEACH Can’t Fear Your Own World
久保帯人/成田良悟
このレビューはネタバレを含みます▼
過去に1巻で投げた小説ですが、読み切りで再燃し、今更ながら2、3巻と全巻読み終えまたした。成田先生は原作キャラとエピソードを網羅しようとする余り描写がくどい所が多々あり、途中何度かダレるので、原作の伏線が気になるだけの方はこの最終巻だけでも充分な気がします。
時灘を通して初めてBLEACHの世界観の全貌が見えてきた感じ。一護とルキアのストーリーからブレちゃうという言い分は分かるけど、過去編turn back the pendulumのように、滅却師編の間にでもちょこっと挟んでおけば霊王のくだりなどはもう少し理解が深まったんじゃないかなと思わざるを得ない。(久保先生の体調が限界だったのかもしれませんが)
読み切りは地獄編よりもこちらを描くべきだったのではないかな〜?笑
完現術編は人気が出ず打ち切りだったとの噂ですが、本来であればそこからこの話に繋げたかったのかなー
詰めれば詰めるほど一護という存在の業が深すぎて、もう一人の主人公とも言うべきルキアの存在が霞んでしまうという意味では、やはりカットされて然るべきエピソードだったのでしょうか
こうなってくると浦原の夜一の過去話も読みたいような読みたくないような、ロクなエピソードが出てきそうになくて怖いですねぇ笑