このレビューはネタバレを含みます▼
生まれ育ちが人間と異なる半獣が存在する世界観にSFを感じます
アユムの前の飼い主のもとでは義務に従って生きていたクロが、アユムには喜んで欲しいと自分から知識を吸収して尽くしていくのが愛しいです
また、人間とは違う存在だからこそ予感させる今後の描写に先がとても気になります
どうしても時間の流れから異なる存在が共有する短いかもしれないひとときが尊いです
アユムも社会の中では損な性分で生きにくそうなキャラで、そんなアユムをお家で待っていてくれるクロに癒されました
4話まで読んでの追記
3話で週1でお花を替えていたアユムが過去に花屋にいたという繋がりと、その笑顔を元の飼い主との散歩途中で見ていたクロという真実が明かされて、クロはただ捨てられたのではなく、アユムの笑顔を求めて元の飼い主が与えた名前やその生活も捨ててアユムのところに拾われに来たのだな…とじんとしました
クロにとってはアユムにつけてもらえた名前と新しい生活が何より嬉しかったのだろうなと
いよいよ迫る悲しい時間の足音も感じますが、二人の時間が尊いことを噛み締めています