このレビューはネタバレを含みます▼
中世のとある東洋の大国。花街で薬師をしていた少女・猫猫は、ある日人攫いに遭い、後宮で下女として働くことになる。字が読めないという設定で働いていたが、ある事件をきっかけに字が読めるということを知られてしまい、皇帝の寵妃である玉葉妃の「毒見役」に選ばれる。薬師をしていた猫猫にとって毒見役は最高の仕事であった......!?
世界観も素晴らしいが、何よりも、複雑な人間関係の謎が読み進めれば読み進めるほど明らかになって行くのが面白い。自分の中で予測を立て読んで答え合わせをする。ただ読むだけじゃなく頭を使いながら楽しく考察できる作品。