このレビューはネタバレを含みます▼
読後にとても幸せな気持ちになりました。ちょっと時間ができると、好きなシーンのページをめくって、感動に浸るという日が続いています。
同性の偽装結婚という設定にも惹かれたのですが、表面はクールな2人がぎこちなく、それでも着実に気持ちを通わせて愛を育んでいく2巻目が、特に好きなシーンがたくさんありました。2人で桜の並木道を手を繋いで歩くところとか、誠志郎が「ふたりの愛の力で必ず幸せになってみせます!」と宣言するシーンとか、尊が「今までどうしても欲しい物なんてなかった俺が、初めて自分から欲しいと思ったんだ。俺のものになって、誠志郎。」と言うシーンとか、2人の愛が深まっていくストーリー展開に、心が震えました。色恋に縁のなかっただろう誠志郎が、純粋でホントにカワイイ。2人に芽生えていく愛が、心に沁みてこちらまで幸せになります。絵的にも、2人の正面を向いた顔や、立ち姿、指の表情もすごくステキです。自分としては、黒髪の誠志郎がキリッと正面を向いた顔が1番のグッとくるポイントです\(^o^)/大好きな吉田秋生先生の描く男の子の雰囲気も感じられてドキドキしてしまいます。
これからも続きますよねえ?いろいろな試練?(勝手な妄想だと、礼央の父親がバレそうになるとか、礼央の母親絡みのトラブルとか)を乗り越えて3人の家族の絆が深まっていく展開を想像しながら、続巻を心待ちにしています!