このレビューはネタバレを含みます▼
攻めが透けない漫画は良い……とひしひしと思いました。
常日頃から受けよりも攻めに意識が行く村の住人なので、そもそも攻めの体が透けているので受けを見せるためによくあるシルエットなどで消す必要がない……うーん天才。屈折の表現がかなりツボでした。
なおかつこだわりの筆致によるガタイの良い男性の身体も味わえるのが最高ポイントだと感じます。
特に1・2巻はほぼ着衣そのまま、普通の人間の戦闘ヒエラルキーでは上位にいるであろうキジマくんがボログチャにされているのが無様エロとはまた違う背徳感で非常に扇情的です。
好奇心に全然勝てないマテルくん、輪郭をなぞるとどこか人型みを帯びているマテルくん、物腰柔らかながらも一コマにセリフを詰め込みすぎたマテルくん、なんだかキジマくんに情(情でいいのか?)が湧いてしまうマテルくん、全てがかわいい。人外攻めカワイイヤッター。
40年ほどは地元の星から助けが来ないというマテルくんですが、それまでに二人の関係がどこまで変化するのかなど、ストーリー的に気になる部分も多く、今後の展開が楽しみです。