このレビューはネタバレを含みます▼
最初は、彼氏に依存して他人に期待しがちな主人公と、主人公の気持ちに胡座をかいて愛情表現しない自己中彼氏と、他人に期待しない依存しない遊び人の話。
それが色々経て、彼氏は(今更主人公が必要だと感じて)愛情表現するようになるが、主人公は遊び人のおかげで自立を覚えたので、この先もこの人とは上下関係が残りバランスとって付き合えないだろうという合理的判断ができ別れられる。遊び人は主人公に人生初めてガチ恋したら主人公の影響受けて他人に期待したり待ったりするように(そしてこれが恋かと気づく)。
感想としては、すごくリアルだなと!愛情表現しない彼氏を勝手に好きになって勝手に期待して勝手に寂しくなってるところが共感しました。でも恋って期待と紙一重じゃないですか?叶わない期待は自他共に毒ですが。期待が信頼に変わって愛になるといいんですけどね。
「愛情表現の仕方は人によって違うから同じ仕方を期待してもすれ違ってく」という表現の補足で、最近は愛情表現には5種類ある(スキンシップ/言葉/プレゼント/2人の時間/手助け)なんて言われてるのでパートナーに自分の優先順位言っておくだけでも救われるかも!
メインテーマですが、自立は、しましょう!生活圏に誰がいるにしても「1人で生きる」覚悟は必要!その意味で最後お互い自立した上で同棲したのは全然違和感ありません。ただ自立と関係ないところで一点気になるのは俊が里の休息になるって宣言してるところですね…生活共にする上ではその他の関係性構築も頑張ってほしいですね!
全体として共感しすぎてずっと泣いてました!素晴らしい作品をありがとうございます。