このレビューはネタバレを含みます▼
おとぎ話なら二人は幸せになりました。めでたしめでたし…からの。ライオン夫婦の続きが読めて私は嬉しい。
26話の場面で、最初と対比して距離が近い二人の姿がよいですよね。
彼女の尊重の仕方が積極的尊重で相手を理解しようと務めていて、だから彼にも同じくそれを返して貰えると嬉しい。みたいな雰囲気のこのお話…とても好きです。
何よりに続く言葉が省略されてるけどいいですよね。彼女にとってのこの上なく喜ばしい気持ちだろうと思わせる。
彼女は王族だからか。古風で簡潔な言葉を使うので、思い出すまでは初見で今、何を言ったかな?と思うけど…ほぼ彼に話しかけているので、二人がお互いに分かればよい。
頼りがいがあるけどその彼女でも対処出来ないことがあって…この未熟さがよい。乙女な顔もあるレオーネ姫って素敵ですよね。このお話は恋愛ものですから。
彼も自分を尊重してくれるひとに同じく素直に気持ちを伝えているようで、それを相手に理解してくれて何よりと受け入れて貰えたことが嬉しかったのか…いや、違う理由なのか。でも、そのまま態度に出るくらいだからたぶん、嬉しいから飛躍して。
この、気持ちを言葉に出して確かめる小さな積み重ねがお互いに大事ですよね。プラトニック寄りな関係から歩み寄っていくなら。旅の終わりはどんなお話になるのか楽しみにしてます。おまけ漫画も。