このレビューはネタバレを含みます▼
ノンケ同士のエロギャグ漫画です❗
BLは色々読んできましたが、受け攻めがリバースの作品は本では初めて読みました。多分とっても少ないジャンルだと思うのですが(昔あった○畜眼鏡というエロゲ以来w)普段私が見る主人公たちが性に葛藤する王道の心情描写系BLとはだいぶ真逆なエロバカのギャグ漫画です。
本人たちはふっきれてバカになってしまっていて、ヤニカス、酒カスでだらしない大人の男同士が、ただ結穴を求める探究心をお互いで消費しあうという、とても新鮮で新しいBLでした。
この作品のすごいところ
○主人公の粕谷と葛谷の二人は歪んだ性癖を包み隠さずに気軽に互いの穴を利用し合うセ○レ(悪友)のような関係で、この設定にリバースが全く違和感が発動しないこと
○非常にお下劣で品性のかけらもない下ネタがしょっぱなからぶっとばして何度も雰囲気をぶち壊すのに、エロはしっかりとエロいところ
○触手やちん着脱など見たこともないようなジャンルが見れるところ
○ストーリー中の細かいギャグもお腹をかかえて笑える内容が多く、設定もブレず葛谷粕谷のやりとりは本当に会話しているかのようなリアルな内容が多い。先生はよくまわりを観察されているのだなぁと。
○なにより、二人はこれだけやりあっているのに乳首を吸ったりキスをする描写などが一切無く、穴を貸すという割り切っている関係で、たまにキスしそうなくらい互いに顔面が近くなる描写があり、え!するの?しないの!?と、プレイ描写よりドキドキさせられてそこに先生のこだわりを感じます。
はらだ先生の本はほとんど持っていますが、自分はダークより明るい話が好きなので中では一番好きです。ダークな話の方が好きな方には向いていないのかもしれません。葛谷くんが好きですw6巻楽しみにしてます♡