このレビューはネタバレを含みます▼
レイ君のビジュアルに惹かれて無料の一巻を読み、その後が気になり2〜4巻の無料立ち読み分を読み
いてもたってもいられなくなり、結局2〜4巻を一気買いして読みました。
正直主人公の夜凪の一巻目のテンションがおかしい気がしてついて行かれませんでしたが、2巻目以降でやっとティーンらしい表情が覗くようになり、4巻目でやっと彼女の心の奥にある謎が解けます。レイの過去も重いですが、夜凪の過去も相当に辛かったろうと。
もうアラフォーの私からしたら夜凪がちゃんと高校卒業できたのかなどが気になりますが、最後のシーンでレイと2人手を繋ぎ幸せそうにしているのを見れてホッとしました。TLならではのえっちな描写存分なところに、やや重い設定(心の闇やトラウマティックさ)が乗るので、個人的には最初読んだ時かなりショックを受けましたが…ただ、2巻目以降からはシリアスやぶっ飛んだ展開の中にもコミカルさが混じってくるので読みやすく、かつレイと夜凪の心情もきちんと描かれているのでより読みやすくなると思います。4巻後半に出てくるお祭りの中での夜凪の宣言は、状況に流され続けだった彼女がやっと自分の意志をしっかり表明する印象的なシーンでもありました。よく言った!
しかし、夜凪とレイを取り巻く大人たち、あかんやつが多すぎる…