このレビューはネタバレを含みます▼
少し前の作品ですが、なんだか切なくて読み進めてしまいました。この主人公のように犯罪を犯す人の全てが悪いのではなく、犯してしまうような環境下にいたのも一因なのかなと思いました。彼女にも非はありますが、もし学生の時の事件がなければ、もしあの犯人にゆすられていなければ、平凡で幸せな人生が待っていたのかとやるせない気持ちになりました。
そして母親の期待が大きいからこそ嘘を重ねてしまったところも皮肉に感じます。それでもハッピーエンドなのが救いですね。とても考えさせられる作品で、出会えてよかったです。。