二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします
松葉サトル/大菊小菊/天路ゆうつづ
このレビューはネタバレを含みます▼
たまたま配信サイトで途中の単話を目にし、その前後の内容が気になって原作小説を読み…今回待望の漫画1巻発売ということで即行購入したしました。世界を作りし女神を讃え、恵みに感謝するために歌を捧げる神職・歌姫。その1人である主人公アリエッティは、努力する心も才能も上司同僚からの信頼も十分にあれど、一般的な評価も自己評価もやや低い様子。歌姫として経験を積み重ね最終選考まで残ったものの、巫女姫の選出に漏れ、同時に歌姫任期も終了。今後の人生をどうしようか…と思っていた所に、有能かつ美形と有名な次期辺境伯との縁談話が浮上し、明るい人生展開に期待が膨らみかけたところで一転、ただの神官として赴任することが決まる。また、選ばれなかった。失望に怒りを覚えつつも、音楽で救われ、縁も所縁もない土地で任務を全うしようと決意する彼女の歩む未来…今後の展開も漫画で読めることがとても楽しみです。