このレビューはネタバレを含みます▼
同じ作者の他の作品はよかったのですが、こちらに関しては結婚をテーマに含んでる事もあり事前に気持ちの擦り合わせができなかったのかなぁというモヤモヤがすごくあります。
また、様々な可能性の中でも気持ちがブレないという描写をしたかったのかなとも思いましたが、当初は旦那さんも普通に子供が好きで望んでるような印象をうけたのでその中でもっと話をすべきタイミングはあったんじゃないのかと。
不妊に悩む友達、義理の弟に関しても立場が違い過ぎるのを無理に絡ませてるものではなくもう少しこういう場合もある、といった描写を入れるくらいが綺麗にまとまったのでは。
選択子なしもありかとは思いますがこの主人公だと、仕事も結局同じ業種から逃げてるのに全く関係ないところでいきなり優秀な描写をしてるところに違和感あり、家庭も結局どれも中途半端に見えてしまって子供に関しての決断も後出ししてから相手に選ばせようとして都合がいいようにしか見えず、なんだか周りの常識を問うてる割りに芯もなく優柔不断で大事なテーマを扱ってるのに勿体無い作品だなと思いました。
確かに多様性で色んな愛の形はあるけど、その中で友達の出産中の浮気の描写もなぜそこで敢えて入れたのかひっかかりを覚えるし、最後は他の方のネタバレレビューだけで止まりましたがすっきりするポイントがなく主人公がもう少し周りを考えて努力したりして新しい幸せな答えを見つけるような描写などがあればよかったかなと思いました。
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