このレビューはネタバレを含みます▼
はっきり言ってこの作品は不倫の末のバッドエンド。確かに不倫は悪いけど、元はと言えば旦那の主人公への異常な執着が全ての発端だと思う。家にいてまでこんなんネチネチ監視されて辟易してるとこに旦那とは正反対の爽やかイケメン(実は演技でとんでもないドクズ野郎)が現れたら浮気されても仕方ない。もっと早くお互いの気持ちを話し合って歩み寄る努力をしてたら、こんな事にはならなかっただろう。しかし、イケメン野郎とその元カノは途方もないクズで愚か者。殺人犯相手に大金巻き上げておきながら、謝罪も金を返す気もない、むしろ6千万で殺人黙っててやるんだからありがたく思えとか宣うとは。既に1人殺して1人殺すも2人殺すも同じと思ってるんだから、調子に乗って恐喝を繰り返せば自分が殺される可能性も十分あるだろうに。その結果、恐ろしい代償を払う羽目になるのだが、同情の余地は皆無。恐らく今回の逮捕で余罪も山ほど露呈して、地獄を味わう事になるだろう。やはり互いに歩み寄る努力は大切だと思う作品でした。