n.nshさん

かなり重い話だけどめっちゃ面白い。
ただあまりにも岩明均、あまりにも岩明均です。
正直あまりにも岩明均って言いたくてレビュー書いてるみたいなとこある。あまりにも岩明均だったから。
作者ファンなんかな…ファンだとしたらドがつくレベルのファンというか…岩明均オタクというか。ここまで画風やら作風やらなんやら寄せたらいくら作品がめちゃくちゃ面白くてもやってること商業とは言いにくいな。同人の域なんちゃうかなとは思ってしまう。だから読みホなんかな。まあでも面白いよ。

この作者さんの駆け引きは〜は面白かったです、受けがまだ好感持てたので。文章もストーリーもしっかりしてるんだけど、この作者さんの持ち味なのかな、受けがバカみたいにキャンキャン吠えてうるさいんですよね。気が強い受けは好きだけどうるさくてすぐキャンキャン吠えてバカみたいな受けは嫌いです…情緒不安定か？一昔前のBLには多いタイプかもですね。ピアニストなのでこういう性格もありなのかもしれないけど、私には合いませんでした。

というか序盤の受けの言動が個人的に嫌いなタイプの人間の言動だったので読むのやめました。
いくら昔から知ってる人（なんなら元カレ）でも仕事で取り引きする相手に…しかも絶対しくじれない取り引きでどうか契約して下さいって立場のくせに、相手が元カレだとわかった途端敬語使わず上から目線で高圧的に話してプライドの高さから感情的になるって…、これのどこが仕事できる人間のすることなんだろ？窓際の資料整理の部署に追いやられるのがお似合いのポンコツでは？なんかこういう設定と乖離した行動をキャラがとるのって少し昔のBLとか少女漫画とかによくあるよね。作者が社会人知らずなんかな？それとも読者は気にせんやろって思ってるのかな？みたいなやつ。その瞬間おもんな…ってなってさめて読むのやめてしまう。

少女漫画なら許されてる設定の甘さだなと思う。近衛って要はSPみたいなもんだと思うんだけど、無能すぎんか…？無線とかインカムとか存在せんのか笑 過去の劇場での襲撃で攻めが怪我するくだり、無線あれば入口でその犯人お縄やないんかな笑 いくら攻めに気に入られてても近衛隊長が侍従や小姓と同じ仕事するのも違和感。命狙われてるって知ってて即座に何の対策もしないのも攻め受け共に無能感すごい。なんかこう、BLにそんなの求めるなみたいなのもわかるんだけど、その辺りもしっかり練られた作品読んだことあるともうこういうゆるい話読めないなーって思う。

ストーリーは好みな感じしたけど序盤の攻めのセリフ回しが気持ち悪くて続き読みたくなくなった。厨二病感すごいし、ラノベしか読んだことない人が書いたセリフみたい。あんな慇懃無礼な話し方するの二次元の執事だけだろ…。不自然だしいちいち神父さま神父さましつっこい。たぶんわざと丁寧な喋り方する描写なんだけど丁寧な大人の喋り方知らんのかな、作者さん。攻めのキャラ良さげなのにもったいないなー。あと誰でも助けを求められるように教会も自宅も施錠しない受けも意味不明。それとこれとは別では。いくら世間知らずでも最低限の防犯意識くらいあれよって思う。

難しそうなもってまわった言い方をしようとして失敗してるというか。貴族や領主の言葉遣いなんかもそれに相応しい言い回しを頑張って書こうとしてる中学生の文章って感じ。言葉のチョイスも変。意味あいがしっくりこない言葉選びで語彙力の無さがすごい。ほんとに酷い言い方で申し訳ないんだけど、頭悪い人が賢そうな文章、賢そうな会話を書こうとして背伸びしている感あって、BLどうのこうの、ストーリーどうのこうの以前に読んでてしんどくて途中で読むのやめてしまった。

受けとやりたいのはすごーく伝わってくるけどこの先も受けを愛し続ける感じはなかった
受けの同僚の篠尾の方がいい男と思う

めんどくさい人しか出てこないし秘密も秘密にしたからややこしくなっただけ。すごい薄っぺらい。
受けの頭の悪さ、ウジウジした性格、うっとおしかった。