このレビューはネタバレを含みます▼
前回の夏祭りのリアル感が堪らなくて、気になる子と行くデート感とか、当日の自分にタイムスリップして読んじゃいます。服装とか相手との釣り合いを気にするのとか。大人の今の自分にも残ってる、そういう初々しいところを素直に感じさせてもらえてムズムズするし、キュンとします。
最終話のにっしーのキスへの返事には正直読んでて「え、いいの?!絶対瀬戸は分かってないよ?!」って思って、つい眉を寄せちゃいます。結果はやっぱり思ったとおりで、可哀想でした。でもそこからの巻き返しがスゴくて!
瀬戸がにっしーとの、他の人から見たら幼い時の大したことない遊びを思い出して、にっしーと一緒だったから楽しかったんだと気づくところ。
ラストににっしーと瀬戸が話している時の、にっしーの「もう…瀬戸は仕方ないなぁ」っていう大人びた笑顔を見た瀬戸の顔が!「…瀬戸…落ちたな、ふふっ」とほくそ笑んじゃいました。
そして消しゴムの箱を指輪に見立てるとこ!!落ちた瀬戸の台詞!!まるで「にっしーこそ覚悟して?」って言ってるみたいで、なんだその顔はーー!!って、にやにやして心の中では七転八倒しました。
どんな終わりになるのかハラハラどきどきしてたけど、うんうん!中学生頑張れっ!って思わせられ、あったかい気持ちで読み終わりました!