こざとさん

主要キャラの価値観が非常に気持ち悪かったです。
なぜか人間なのに女は強い男に組み伏せられると孕みたがるというオーク脳の母親。
そんな母親の英才教育のもと、性欲に忠実で出会う女に次々とハーレムに入れと誘う主人公。
そんな主人公の発言にドン引きしていたはずが、主人公補正による洗脳のおかげでハーレムでもいいから抱かれたいとオナホと化すヒロイン。
すべてが気持ちが悪かったです。

内容も非常に薄っぺらいもので、例えば主人公はチートではないので努力して強くなるのですが、
魔王の父と勇者の母の間に生まれ、素質は二人以上であり師匠も各分野のスペシャリストという、
もはやチート能力をもらって力を得たその辺のテンプレ主人公と何も変わりません。
一応修行パートで努力しているようですが、あっさりと修行は終わるので苦労せず力を得ただけに見えます。

ヒロインも初めはハーレム発言する主人公に対してあまり印象がよくありませんが、
めげずに何度もハーレムに入れとしつこく勧誘し、都合よく発生する危機から救うことであっさりと惚れます。
一部のヒロインいわく主人公は真剣かつ誠実だったらしいです。
本心からハーレム入れと言うだけで簡単にオナホヒロインが出来上がる世界のようです。

かと思えば強敵と苦戦したという表現をしたかったのか、
修行が終わり最強になった主人公がなぜか苦戦するような敵が次々と現れ、
苦戦したかと思えば封印された力やらヒロインの協力やらであっさり倒されます。
さっきまで苦戦してたのは物語を盛り上げるためだったのかと言いたくなるほど茶番みたいな戦いばかりです。

所謂なろう系作品なんですが、そこから少し外した内容にしようとしたのか作品内の整合性がとれずにすべてがご都合主義で進むだけになった作品といった印象です。