このレビューはネタバレを含みます▼
当時、私も子供達の事が可愛く見えなくて母親なのに…ととっても悩みました。母親からは「お前がしっかりしないから」等言われ、旦那からは「精神が病むのは弱いからだ」「つわりは病気じゃないのに」と責められ…私自身姉から暴力を受けて育った事もあり、そのせいで精神が弱いだけなのか?とか色々考えてしまいましたが今は子供達も育ち1番上は21歳になりました。
当時のことは本当に申し訳無かったなとずっと思っていたのですが、最後の女医さんの言葉を思い出すシーンの「子供にとって良い母親じゃない」って悩んでいる時点でその女性はすでに真剣に赤ちゃんのことを考えているという言葉に涙腺が崩壊したのかと思う程泣きじゃくってしまいました。
現在は当時の旦那さんとは別れ他の方と結婚し、子供達と一緒に笑いあえる家庭になり、幼少期から望んでいた「幸せ」を手に入れました。
私の場合病院にも行きましたが、とても複雑な家庭環境で育った事や、旦那からのDVにトラウマと重なった事もあり、複雑すぎると病院から言われ、未だに認知の歪みや落ち込む事等も特に生理前になると出やすい状態なのは何となく理解していましたが、子宮外妊娠をして卵巣を片方取っているのもあり、人よりも女性ホルモンの乱れがもしかしたら関係しているかもしれないなとこちらの作品を見て思いました。
産褥期精神病という名前は初めて聞きましたが、生理の度にと言うPMSの存在は知っていました。
ですが、どちらも女性ホルモンだけでそこまで酷い状態になるのは知らなかったので一度病院で相談してみます。
本当にこちらの作品に出会えて良かったです!!
辛い体験なのに描いて頂き本当に感謝致します。