PUNKS△TRIANGLE【電子限定描き下ろし付き】
沖田有帆
このレビューはネタバレを含みます▼
Twitterのオススメから飛んできて立ち読みし即購入しました。
何も擦れてない純粋な青年が夜遊びを推しから教えてもらうっていうシチュエーションがたまらないです。ファンが多いアイにとってはこんな推しへのリアクションを何万回と見てきてるはずなのにたった唯一心を奪ってさらには推しのファンサがえぐすぎると見え見えの好意を抱いてるのは千明くんなのに、やはりそこはファンと推しとの距離感があり、真実を伝えたいけど状況がそれを許してくれないアイの不器用でかい感情が先行したのがよかったです…
千明くんにとっては推しは見る存在、夢をくれた存在、いわば人を超越した相手なのに、日常に江永くんとしてのアイが存在し、日常や私生活を時間をかけて開けていって、江永くんという対等な人間の立場だからこそ吐露できた真実も、アイの中で消化しきれず連絡を途絶えさせて気にしない振りしてる千明くんと日常的に接点を持つなんて考えられないほど深い葛藤だろうなと。
アイは美しいけどもさっと飾ってないエナガくんのスタイルが激烈に刺さります。アイのときは千明「くん」呼びしてるけどコンペを進める中で苗字にくんづけだったり呼び捨てだったり、身分を隠す上でのカモフラがリアルで好きです。そして推しと同じ場所に同じ穴を開けるっていう性癖に目覚めてしまいました…
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