フォロー

0

フォロワー

0

総レビュー数

2

いいねGET

1

いいね

9

レビュー

今月(6月1日~6月30日)

レビュー数0

いいねGET1

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • フィアリーブルーの伝説

    中山星香

    映画のような美しい物語
    ネタバレ
    2025年5月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 鳥の民と森の民という敵対する二種族が暮らす世界で、天涯孤独になった森の民の少年エル・ファリドは鳥の民のリン皇女と出会い、敵である鳥の民のもとで育ちます。
    リン皇女は、鳥の民の中でも長命である直系皇族の唯一の生き残り。美しく強く圧倒的カリスマであり、エル・ファリドも成長するにつれリン皇女に惹かれていきます。
    この二人の愛が物語の主軸なのですが、一方では二つの種族は、冬季(氷河期みたいなもの?)の到来という存亡の危機に面していることが明らかになっていきます。
    敵対する二種族の運命と二人の愛の行く末が、透明感のある映画のように語られます。
    中山星香先生の代表作の一つである「花冠の竜の国」の姉妹作品ともいえるのですが(空とぶ竜や猫に乗るか、白鷹に乗るかとか、エスターとリンの酷似性)、シリアス作品で名作です。
  • 空の迷宮

    中山星香

    ファンタジー好きなら読むべき!
    ネタバレ
    2025年5月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 見習い魔法使いアーサーが、闇との闘いの旅の中で成長し、「空の迷宮」の謎を解いて、世界に平和を取り戻す王道ファンタジーです。
    闇に侵略された国の王女サシャが、アーサーの住むアルディア国に逃げ込むことをきっかけに旅が始まり、何度も訪れる悲劇や絶望を乗り越えて進んでいきます。
    しかしキャラクター達の明るさや強さで、全体は陰鬱ではありません。
    特筆すべきは、敵である闇の神すら魅力的であること。特にラスボスであるリュディゲールは雰囲気あります!
    中山星香先生の「三剣物語」の直接的に関わるわけではありませんが、関連作品であり、先生の真骨頂です。
    ぜひラストまで読んでください。心に刺さること請け合います!
    40年以上昔の作品なので、絵柄は好き嫌いが分かれると思いますが、この世界の空気感をよく表現出来ていると思います。
    もちろん紙媒体も私は持っていますし、発売当時は暗記するほど読み込んでいました。
    いいね
    0件